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良心的な

動物病院をインターネットで探そうとすると、まず口コミサイトなるものが必ず検索でヒットしてきます。
あまり読みたくもないけれど、ついつい読んでみると、よく見かける言葉「安くて良心的でした」。

診療費が安いと良心的なんでしょうか??
確かに異常に高い診療費は困りますが、安いとそんなに良いのでしょうか?

安いってことは、どこかで無理をしているってことです。
そうでなければ安くはなりません。


例えば従業員のお給料が低く設定されているとか、
例えば必要な人を雇えず、管理が行き届かないとか、
例えば使うべき薬を使っていないとか、
例えば使うべき器具を使っていないとか、
例えばやるべき検査をしていないとか、
例えば学ぶべき新しい技術を学んでいないとか

安いのに全てが満たされるなんて調子のよいことはありえないと思います。


社会ではレーシックの手術で感染症を起こした眼科病院のお話もありました。
安く効率よくするために、滅菌という作業をはぶいていたようです。
5割引が当たり前のスーパーの冷凍食品はほとんどが海外製になりました。
外国の人が自分たちは決して食べない食品を日本人のために作っています。

安さは良心ではない。

安くするために飼い主さんにはわからない所で手間をはぶく、良心的でないことをするのでは本末転倒。

良心は、飼い主さんとその家族である動物たちにとって一番良い選択肢を考える心ではないでしょうか。
見えない所も優しさにあふれているということです。

10年後、日本の動物病院はどうなっているのでしょうか。
それは飼い主さんが選んだ形の病院になっているはずです。

良くも悪くも・・・。

ストレス

アサーティブという言葉をご存知ですか?
私は最近知りました。

私の性格はけっこう「攻撃的」だということに最近気付きました。

例えば、動物に関する治療法などでA獣医師が自分と違った治療をしているとします。
その治療法はどの本や論文にも書いてない方法です。
一方で私にはその病気に対して治療した経験と本などからの知識があるとします。
その時、私は「動物のため」と思っているのか、ただ「自分を通したい」だけなのかA獣医師に自分の治療法を説明しそれを従わせる傾向があります。そしてその治療法を守らないとイライラします。

この方法をすると相手(A獣医師)は自分が否定されたと思い、私に嫌悪を抱きます。
そして段々と私を避けるようになります。
私は正論を言っているから感謝されるべきものと思っているので、実は段々と嫌われてることに気付きません。

道理でストレスがたまると思った

飼い主さんに自分の考えを押し付けるようなことはしたことはありません。
だから以前に「北風と太陽」のお話も書きました。

でも実は身近な同僚に対しては、北風ビュービュー吹いていたというわけです。

これをアサーティブに対応すると、相手は尊重された気持ちになり意思の疎通がスムーズになります。

さてこのアサーティブな対応できるようになるのかな??

人生考えなおす良いきっかけになりそうです。

これからの動物病院

開業という誘惑に、まだ夢みてしまう今日この頃です。
自分で開業すれば、全てを自分で背負わなくてならない一方で全て自分で決められるというメリットもあります。
開業した友人いわく、「働かされている」という感覚がないから「働いてる」という感覚がないそうです。つまり本当に自分が好きなことをしている時間になるんだとか。

これからの日本経済を考えると今のところは縮小する一方と考えています。
だから、犬や猫に回ってくるお金も減ってくると思います。
減ったパイを多くの獣医師で分けなくてならなくなります。

また、最近の飼い主さんを見ていると病院を使い分けているようです。
「フィラリア・ワクチンの病院」と「病気をみてもらう病院」だそうです。
「フィラリア・ワクチンの病院」の決め手は安さと速さで、「病気をみてもらう病院」は診断の正確性・設備が整っているという条件とのことです。

これらのことを踏まえて私が考えるこれからの動物病院の行く末。

「病院の2極化」

一つは薬・ワクチン接種を主体とし、病気に対応できない病院(病気は離れたグループ病院に紹介)。
もう一つは、いろんな病気にのみ対応する病院。

前者の病院は、安価な薬が飼い主さんに喜ばれ巨大グループ化した病院が各地域に網の目のように張り巡らされます。
後者の病院は、各都市に数箇所配置されグループ病院から紹介を受けると専門医などが診察くれます。

この形態は、一見合理的見えますが大きな問題がでてくると思います。

今の病院は高いフィラリア薬やワクチンをうっているように思われますが、その部分の利益で設備投資を行っています。それがなくなると、検査治療機器が購入できる病院が限られてきます。または、設備投資分がそのまま診療費に転嫁され通常の治療に関する費用が確実に上昇せざるを得なくなってくると思います。
今まで近所で気軽に診察ができていたのに、病気の度に紹介された病院へ足を運び今までより高い診療費を払わなくてはならなくなるかもしれません。
高齢化・共働きのご家庭が増える中で大変な負担になると思います。
いろんな制約で治療を諦めざるを得なくなることが増えるでしょう。


と、まぁ
これはまだ経営をしたことのない若造が勝手に想像(妄想?)した未来の動物病院ですから本気にとらないで欲しいのですが、でも全部が嘘にはならないと思います。

ここで飼い主様にご提案。

是非、信頼できるかかりつけ医をしっかり決めてください(信頼できるのであれば病院を使い分けしないでほしい)。
そしてその病院を飼い主様自身が支える「株主」や「組合員」になった気持ちで、そこでフィラリアやワクチンをうってください。
そうすることでその病院は、育ちます。
もし飼い主様の家族(犬や猫たち)が不幸にも病気になってしまったならば、その病院は最新の知識と整った設備のもと全力で治療をすることで日頃支えてくださる方のためにお返しをすると思います。
(そうしたいと常々思っています)

動物病院は人の医療と違ってサービス業です。
診療費は自由です。むしろ一律にすると独占禁止法で罰せられてしまいます。

ネットの普及と経済の沈下により、飼い主さんの中には診療費に敏感になっている方もいらっしゃいます。

現実、動物病院にも価格競争が始まっています。デフレの波が医療にも押し寄せているのをヒヤヒヤしています。
一番苦しむのは医療を受ける機会が減ったり、質の落ちた医療を受ける動物たちだと思います。

反論・異論も多そうです。
しかし今の動物病院のスタイルが全ていいとは思いませんが、町医者がいなくなるのは大変なことです。


これからの動物病院の姿を案じつつ、自分の進むべき方向を模索している日々が続きます

今いえることは、できれば私は患者さんの近くにいる町医者獣医になりたい!





手作り

最近はなかなか忙しくてパソコンに向かうことができませんでした。



私は昔は、動物に洋服着せるなんておかしいと思っていました。
今でも本などでは動物を擬人化していて良くないという論調もみられます。

でも実際に動物病院で働くようになって洋服も必要であるケースをよく見るようになって考え方もかわりました。

例えば、手術後の傷を隠すためとか、雨で濡れないようにとか汚れを防ぐとか、体温が下がってしまうので保温のためとか・・。


そんな中で出会った患者さん。

老犬の飼い主さんでほとんど寝たきりの愛犬に洋服を着せている方がいました。
体温を測ると、いつも低体温気味でした。おそらく筋肉が落ちていること、軽度に脱水していることが考えられました。
体温が落ちて良いことはあまりないので、保温をお願いしました。

その子は翌日には、フリース生地のかわいい洋服を着てきまきました。
よく見ると、ファスナーやフチの部分が全て手縫い!
すごいなぁと思いつつも、診療の話がそれてしまうので心の中に閉まっておきました。

しかし、その翌日には耳のついたかわいいフード付きの洋服を着てきました。
しかも、よく見ると既製品をリフォームして作ってるではありませんか!
その愛情と、外見のかわいさについ話がそれて笑いながらの診察になってしまいました。

診察が終わって気付きました。

愛情のこもった洋服のおかげで、大変な看護・介護の中で「笑顔」が生まれたことを。

これも洋服の効果になるのかなって思いました。


そういえば、
洋服は、病気で痩せたり、毛が抜けたりした外見を隠してくれる効果もありました。
人間ほどではありませんが、動物たちも外見は重要です。
特に飼い主さんたちにとってわが子の痛々しい体を見るのは忍びないときもあります。

かわいい洋服を着て、かわいくなった子を見ると飼い主さんも笑顔になります。

その飼い主さんの笑顔を一番望んでいるのは、犬や猫たちです!洋服っていいですね。

FIP

猫の伝染性腹膜炎のことをFIPといいます。

この病気は大変恐ろしい病気で、発症するとほぼ間違いなく死亡してしまいます。
この病原体の正体はコロナウイルスというものです。

コロナウイルスは人間ではサーズウイルスが有名です。
エンベロープというウイルスの外側の膜が太陽の周りに見える「コロナ」に似ているからこの名前がつきました。

この猫のコロナウイルスは、通常は腸管の中に住んでいて下痢なんか起こすウイルスですが、ある時変異を起こすと凶暴化します。
ウイルス自体も怖いのですが、このウイルスを退治しようと出てきた自分の免疫細胞が反応を起こします。
それが複合体となり腎臓につまってさらに炎症をひきおこしたりもします。
体中全てが炎症を起こすといっても過言ではないくらいにいろんな症状をだしながら宿主(猫)を死に追いやります。

昔は、診断が不正確でありましたが最近はリアルタイムPCRという方法でわずかなウイルス自体を検出・定量する(数を数える)ことができるようになったため正確になってきました。
しかし陽性は陽性と言えますが、陰性はウイルスが増える前は診断が難しいので何回も検査が必要になります。

学生時代に友人の研究で、培養した猫の腎臓の細胞にこのFIPウイルスを入れたところ、翌日には全ての細胞が死滅しているのを見てなんて恐ろしいウイルスだなと思いました。
実際にFIPの子を治療すると、私の中でその恐ろしさがさらに何倍にも増幅しました。
私が知る限りFIPを治す治療法は存在しません。
ウイルスを減らしたり、延命する治療法はありますが。

でも今も世界中の研究者が治療法を探してくれています。
だからとても期待しています。
もうあんなに苦しんでいく子たちを見たくありませんから。
私も研究について知って、何かフィードバックできるものがあればいいなぁと思っています。

とりあえずは友人たちの研究に期待したいと思います。


補足

FIPは怖いウイルスですが、弱いウイルスで外界にでると乾燥などで死滅します。
アルコールなんかでも死んでしまいます。
まずは蔓延しないような努力も必要ですね。

蔓延する場所は、主に多頭飼育のトイレなどです。ほどよい湿気がありますからね。




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