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クッシング症候群

クッシング症候群

病院で、「太りすぎ」だからと減量ダイットフードを勧められて半年以上あげているのに一向にやせなくて、どんどん食事を減らせっていわれてそのうち元気までなくなってきちゃって・・・。

その子は見た目はたしかに太っていたけれど、それは食事や運動のせいではなく「クッシング症候群」というホルモンの病気でした。
病気のせいで体がどんどん変わっていたのに、食事を減らされる一方・・・。
ちゃんと診断がくだされないがために・・・。
その子の気持ちを考えるといたたまれなくなりました。

最近は動物用検査センターの普及によりホルモン測定というものができるようになり血液を採るだけである程度診断できるようになりました。
しかし、まずはその病気を知らなければ検査すら行うことができません。




クッシング症候群について特徴を挙げてみます。


まずは
・太ってくる。
・お腹が膨らんでくる。筋肉が減少し肝臓が腫大するため、お腹がたれてくる。
・水をよく飲む。おしっこをいっぱいする。
・ごはんを良く食べる。(ゴミ箱をあさるぐらい異常な食欲がでることも)
・毛が薄くなる。(左右対称のことが多い)
・皮膚が薄くなる。(わかりにくい症状ですが、皮膚の下の血管がよく見えるようになったりします。)
・皮膚の表面にゴツゴツした塊がでてくる(カルシウムの沈着物です)
・息遣いが荒い。呼吸する筋肉の減少や肝臓の圧迫などが考えられる。

一般血液検査(動物病院内でできる検査)で
・ALP(アルカリフォスファターゼ)が異常に高い。
・コレステロール値が高い。
・GPTも高いことがある。

あとは
・ニキビダニがなかなか治らない。
・傷が治らない。傷ができやすい。(皮膚が裂ける)
などなど・・・症状はさまざまです。




クッシング症候群について簡単に補足・説明すると・・・

どんな病気?
副腎という臓器から副腎皮質ホルモンが過剰に分泌される病気。
副腎に命令をだす下垂体(脳)に問題がある場合を下垂体性クッシング症候群(PDH)といい
副腎に腫瘍がある場合を副腎性クッシング症候群(AT)という。
ほとんどがPDHでATはめずらしい。
PDHは原因が下垂体であるため、下垂体が腫れてくると、神経的な発作を起こすこともある。

どうやって診断するの?
まずは臨床症状があるかどうか。
そのうえで生化学検査を行う(ALPの異常とそれに伴うGPTの異常など)。
生化学的検査で異常がある場合はエコー検査で副腎をチェックしつつ、ホルモン検査(ACTH刺激試験)を行う。エコー検査では副腎の腫瘍がないかどうかと、副腎のサイズを測定。だいたい直径が7mm超えると怪しい。ACTH刺激試験は下垂体からでるホルモンと同じものを注射でいれて副腎の反応(コルチゾル量)をチェックするというもの。投与前は正常範囲内で、投与後に25μg以上になっていると疑わしい。
エコーチェックしない病院は技量不足で、画像検査なしにそのまま治療始めることはしないほうが良い。
ACTH刺激試験は擬陽性がでるので、その検査結果だけで治療するとクッシングの反対の病態であるアジソン病になり、体調崩したり死亡することもある。

治療方法は?
PDHはのちに発作がでる恐れもあるので外科的に下垂体を摘出するか、放射線を照射することもある。しかし、多くの飼い主さんは内科的(お薬)治療を希望されることが多い。
ATは腫瘍化している副腎を摘出しますが、血管などにまきついている場合は摘出困難なこともある。
内科的には
トリロスタン(デソパン)
オペプリム(ミトタン)
抗真菌薬(ケトコナゾール)
を用いるのが一般的。
そのうちPDHはトリロスタン、オペプリム、ATはオペプリム、ケトコナゾールで治療するケースが多いです。
どの治療法をとっても高価な薬ばかりで、ホルモン調整に失敗すると逆に体調をくずし死亡するケースもあります。
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