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免疫介在性溶血性貧血(IHA)その2

ここのところ病院が忙しいわけではないのに、帰るのが遅い

受付が終わるころの駆け込み診察が多いからだと思います。

やっぱり暑いので、みなさん日が沈む頃に家を出られるようです。

分かります、その気持ち






今日は、定期購読している獣医系学術系?商業誌が家に届いていました。
毎月楽しみにしているのですが、特集でIHAが出ていて興味深く読ませてもらいました。

以前もこの病気について少しばかり書かせてもらいましたが、今の私の関心事は「この病気になったらいつまで薬をのませるべきか」ということです。
成書にも書いてある本とそうでないのとがあります。
ある本は1年間プレドニゾロンを服用すべきと書いてありましたが、今回の雑誌にはアザチオプリンを27週服用と書いてありました。
要はまだ結論がでていないということみたいです。

でも薬はすぐには止めれないということは確かみたいです。
私が経験した例では赤血球が正常までもどった後に3ヶ月で投薬終了したところ1年後に再発したことがあります。
投薬期間が短すぎたのが原因かも知れないし、元々再発は免れなかったのかもしれないし・・。
その時は飼い主さんの費用負担の面で投薬終了としていたので仕方がなかったのですが。

でもちゃんとしたデータを示せればもっと強く「投薬の必要性」を説明できたかもしれません。


あと今回の記事では「レフルノミド」という人間のリュウマチのお薬がよく効いているという例も載っていました。
こういう「例」は頭に入れておいて診察の選択肢を増やしておくと、いざと言うときに助かることがあります。

ブログに書くと、自分の頭にも残るので助かります

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謙虚な気持ち

このお仕事をしていると忘れてしまうことがあります。

それは謙虚な気持ち。

大学を卒業してすぐに病院のスタッフから「先生」と言われ、診察をするようになると患者さんからも「先生」と言われるようになります。

そして、始めは分からなかった病気のことも、いろいろな犬や猫を担当して本を読んでいくうちに検査の方法やお薬の使い方が分かるようになってきます。そして自分が行った治療で動物たちが元気になってくれたときは、診察料をいただきながらも「ありがとう」と感謝されます。

感謝される回数が増えてくると患者さんからも「指名」されるようになったりもします。

後輩ができてきて、自分の経験を話すと後輩がその通りに働きます・・・・。

あっという間に「お山の大将・獣医」の出来上がりです。

または「井の中の蛙・獣医」です。

でも本当は全然違うんだと思います。

動物たちは獣医の治療で良くなったわけではなく、もともと元気になる力があってそれを少しサポートしただけ・・・もしくは(獣医として何もしなくても)動物たちの免疫力だけで治った病気もあると思います。
そして治療方法も自分が考えたわけではないし、ただ本を読んだだけ。
自分の経験だと思っているものの多くは、担当させてもらった動物たちが命を燃やしながら教えてくれたことです。

日々の忙しい(と思っている)診療の中で、こんな大事なことを忘れてしまっている「お山の大将・獣医」の私がいます。

性格的なものもあるとは思いますが、時々自分が嫌になっちゃいます。

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皮下点

皮下点大好き獣医さんがいます。

理由は・・・安い、早い、簡単だからでしょうか。

どこかの定食屋さんのキャッチフレーズみたいです。

皮下点とは皮下点滴のことで、皮膚の下に点滴液を大量に注入します。

点滴液は皮下の毛細血管からゆっくり吸収されていきます。

この皮下点は、昔から日本の獣医療で行われてきた古典的な治療法です。

私が唯一、皮下点の効果を認められるのは自宅でしか治療ができない子たちにだけだと思います。

それ以外は効果はどうなんだろうと思います。

もし脱水しているから本当に水分補給したいならば、静脈(血管)からの点滴でないと効果はないと思います。

脱水時は皮下の毛細血管も収縮しているし、水分の吸収も不確かなものになります。

不確か水分補給でも大丈夫なら、元から点滴しなくても大丈夫なんじゃないかと思ってしまいます。

腎臓が悪くて皮下点滴

下痢をして皮下点滴
嘔吐して皮下点滴
食欲なくて皮下点滴

肝臓悪くて皮下点滴
心臓悪くて皮下点滴

点滴しているとなんだか治療されているように感じてしまうのですが、心臓が悪い子にまで皮下点滴されている姿を見ると、大丈夫??って思ってしまいます。


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恋女房より・・・

老犬の介護をしているご夫婦がいらっしゃいます。

旦那さんは仕事に行かれる前に必ず愛犬に対して

「行ってくるね。がんばるんだよ」と言うそうです。

そして、残って介護をする奥様には「行ってくる」と一言だけ・・・。

奥様はそれを不満だ、不満だと何回も診察室内でおっしゃっていました。

奥様ももちろん本気で不満に思っている口調ではなく、旦那さんの行動を面白がっているようでした。

私にはとても愛のあふれた場面だと感じました。



そして、もうひとつ。



愛犬のチワワを毎日と言っていいほど病院に連れてきてるおじいさんが一言・・・。

「ワシは自分の息子の病院に一度もついて行ったことないよ(今では毎日動物病院に愛犬を連れてきているのに・・・)」



なんかどちらも男性の不器用な愛情が垣間見れて、傍から見ていると心が温かくなります。


そんな私も家に帰って犬や猫に話しかける声が1オクターブ高いらしく、奥さんから「いいなぁ、犬と猫は。私はそんな声で呼んでもらったことがない」と言われます

なんなんでしょうね。この現象は・・・・

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心臓

心臓を超音波で見ることあります。

そこには一生懸命動く心臓を見ることができます。

まさに「生きている!」と感じる瞬間でもあります。


心臓の超音波検査をしない獣医さんがいます。

理由は「心臓なんて、原因がわかっても治療は一緒でしょ」ってことらしいです。

(本当の理由は機械ということで、苦手意識があるみたいです。
そしてレントゲンのように誰が撮影してもある程度モノが写るのと違い、超音波検査は技術がないと何も臓器を描出できないので、「何も出せないなら最初からやらない」という考えもあるんだと思います。)

僧坊弁閉鎖不全症
肥大型心筋症
拡張型心筋症  ・・・・

例えば僧坊弁不全症の治療に関しては同じようになる部分ありますが、でも細かい部分では明らかに違います。病期や、その他の状態も合わせて考えると全く治療は違います。
10頭の僧坊弁不全症の子がいれば、10通りの治療法があると思います。
微妙なサジ加減?でも、まったく本人の症状は違ってきます。

よく心臓による咳が止まらない子が他の病院からくると、その病院ではまず心臓超音波検査を見ていません。超音波検査だけでなくレントゲンさえ撮っていないというダメダメな例もあります。

私も心臓エコーについてえらそうなことが言えるほどの技術はありませんが、心臓を画像で直接見ることで「心臓がどうして欲しいか」ということは伝わってきます。

パンパンに膨らんでいれば、利尿剤で体液量を減らしてほしいのかな?とか
収縮していなければ、収縮する力が落ちてるから収縮を助けるお薬を処方しようかなとか。

これは、心臓を外から見ているだけではわからないことです。

もし愛犬の咳が止まらない時があれば、その病院で十分な検査が行われているかを判断して(飼い主さんにはできるだけ積極的に検査を希望してもらいたい)、十分でないと判断したときは病院を変えるか大学でj循環器専門医による診察を受けると良いと思います。

心臓による咳は循環器専門医などのデキる先生が治療すれば、上手にコントロールできるものです。
「治療は一緒」ではないのです。

肺水腫などであえぎ失神しながら病院に来る子を見るたびに、怒りに近い感情を覚えます。

継続的な酸欠状態がどれほど苦しいのものなのか想像したことはありますか・・・。

それでも本当にベストを尽くしていると言えるのか・・・。


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