スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

繁殖




一般の家庭で飼育している犬の安易な繁殖について、個人的には大反対です。

犬は安産の動物であったのは過去のお話。

無理な繁殖を繰り返した純血種や室内飼育の今は「難産の動物」だと思います。


安易に、自分の家族に繁殖をさせようとする方がいます。

なぜ産ませるのか、もう一度・・・いや、何度も考えてみてほしいと思います。

難産の動物に、命をかけさせてまで、繁殖させる行為。

本当に家族であるその子を愛しての決断ですか??

自分の「子犬が見たい、飼いたいという欲望」ではないのでしょうか??

もしくは考えたくないけど・・「お金??」


難産は病気ではないと思います。

「人災」です。

私も獣医として時々、その「人災」の現場に立ち合わされます。

手術後の痛みに震える母犬・・・

喜ぶ飼い主さん・・・

気分が悪くなります。

あくまで個人的な気持ちですが



そして

個人病院の夜間診療は、本当の病気の患者さんのためのものです。

人為的に作られた緊急事態でそこで働く獣医を疲弊させないでほしいと強く思います。




スポンサーサイト

慢性と急性

慢性腎不全と急性腎不全を診断することは重要です。

急性であれば、集中的な治療で治癒することができます。

慢性であれば、皮下点滴など時間と費用のかからない治療でQOLの改善をはかります。

急性を慢性と診断すると皮下点滴などの消極的治療によって、本当の慢性腎不全へと移行してしまうことがあるし、
慢性を急性と判断して集中治療を行うと確かにQOLは向上しますが費用がかかり、入院も必要となってきます。

だからこそ、その違いをちゃんと知って治療しなくてはなりません。

人間であれば、問診などからある程度推察できますし、動物でも長年通院されている方は経過から判断することもできます。

しかし、言葉では「急性」「慢性」とはっきり違っても、その状態や血液検査のデータは似ていることがあり診断もしっかりやらないと容易ではありません。

なのでどっちか判断できずに、あやふやのまま治療していることをよく見かけます。

ポイントは・・・

腎臓をエコーで確認すること
 慢性であれば、萎縮や変性していることがあります。
 逆に急性の場合は、腫大していることが多いです。

重度の高カリウム血症は急性の可能性がある
 BUNなどの尿毒症物質の数値の割りに(あまり高くない)高カリウムのときは、急性の可能性があります。例えばBUN110くらいなのにKが7.0以上など・・・。

尿比重が高いときは急性の可能性がある
 逆に尿比重が低いからといって慢性とは言えません。

治療によく反応するのは急性腎不全
 数日の点滴だけで、改善するときは最初の数値が悪くても、急性の可能性があります。

などなど・・・。

まずは慎重な検査と適切な点滴治療です。

腎臓は一度破壊されると再生しない臓器です。

だからこそ大事にしていかないといけません。

かわいいペットの急な病気に備えて!!

↓ぽちっとしてくれたらうれしいです


にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村






診断と捜査

松本サリン事件に巻き込まれた河野さんのドラマを見ました。

ドラマといえども、警察の対応は実際にもあんなものだったんだろうなと想像できます。

同じフジテレビの「BOSS」が高視聴率をとり、かっこいいヒーローみたいな警察官が出ていましたが実際はそんなに甘くないんですね・・・。

最近は冤罪のニュースもよく聞くようになり、捜査・裁判方法のずさんさが目だってきているように感じます。


ずさんな捜査はほとんどが「思い込み」から始まっています。松本サリン事件もいくつかの真実が見えていたにも関わらず、その情報には目を向けず、最初に自分たちの信じたものを裏付けるものだけを集めようとする姿勢に問題がありました。

獣医でもこういう「捜査(診断)」をする人がいます。
まず「診断」ありきで、「検査」はそれを裏付けるものだと思っているのです。
だから検査をして、ちゃんとデータがでても、それを冷静に分析することなく、「自分の診断」に都合の良い部分だけを抽出して飼い主さんに説明します。
飼い主さんもデータで示されるので、ついつい信じてしまいますし、迷いなく堂々と診断をしてくれたとしてその獣医を評価さえしていまいます。

逆でしょ!?

自分(獣医)のための検査をしちゃダメだよ~!
飼い主さんたちがお金を払ってまで、大事にしている動物たちのために検査しなきゃ!!

もちろん、こんな獣医は誤診も多く、同じ獣医として腹立たしい限りです。

そして話は戻って・・・ドラマを見ていて警察の捜査にも腹が立ちました。
ただ、ひとつ注意しなきゃいけないのは、それは今の私が「真実」を知っていることです。
真実を知った者が、後からものを言うのは簡単なことであるし、場合によってはずるいことであるとも言えます。

警察もそうだし、獣医もそうだし、間違えることはある。
間違いを間違いと認めなければ、進歩することはない。
信用なくすし、怒られるし、プライドが傷つくけど、そこを逃げてはいけないんですよね

そこが失敗くりかえす人たちの問題なんだと思います。

今日は、普段からストレスに感じていたことがテレビを見ていて増幅・爆発してしまいました。


乱文、すみません


かわいいペットの急な病気に備えて!!

↓ぽちっとしてくれたらうれしいです


にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村




副腎皮質機能低下症

1人の獣医師が原発性副腎皮質機能低下症の子に出会うことは、多くはないと思います。

それは、病気自体がめずらしいことと病気に気づかないことが多いからです。

特に、その症状がいろんな病気と似ているので「偉大なるものまね師」などと言われ、例えば「腎不全」などと誤診されることがあります。

具体的な症状といえば・・

食欲不振
元気消失
多飲多尿
震え

など別の病気にも当てはまるような症状ばかりです。

私のそんなに長くない獣医師経験の中で、今までに4頭の原発性副腎皮質機能低下症(アジソン病)の子たちと出会いました。

その子たちからとても貴重な多くのことを学ぶことができました。

まだ経験の浅かった時の私は、そのうちの一頭の子をその「偉大なるものまね師」にだまされ、うまく診断できなかったという苦い記憶があります。


正確には「今思えば・・・・」ということなので、本当にアジソン病だったのかはわかりませんが。

でもその子のことは今でも忘れることができません。そして当時の自分を責めています。


その経験からもアジソン病に対しては、かなり慎重になってしまいます。





そもそも副腎とはどんな働きをしているのかといえば

1.球状帯からミネラルコルチコイド(アルドステロンなど)を分泌する

2.束状帯からグルココルチコイド(コルチゾールなど)を分泌する

ということをしています。


1.のミネラルコルチコイドがでなくなると具体的にどうなるかというと、

・高カリウム血症
・低ナトリウム血症

となります。

高カリウムは心臓の動きを止める恐れがあるし、
低ナトリウムは血圧を下げ腎臓への血流を減らし腎前性腎不全となります。
どちらも致死的な症状で大変怖い状態です。

そして
2.のグルココルチコイドがでない場合は、

・低血糖
・ストレスに対する不耐性でショック症状(アジソンクリーゼ)
を起こします。
どちらも致死的な症状で危険です。

そうです。犬のアジソン病は大変怖いのです。


一般的に治療方法はでている症状に対しての対症療法(例えば高カリウムならカリウムを下げる治療)と同時に、ホルモンの補充を行います。

よく使われるのが

酢酸フルドコルチゾン(フロリネフ)とプレドニゾロンです。


このフロリネフですが、1錠数百円するもので、しかも毎日2回服用しなくてはいけません。
ですので1ヶ月で数万円という金額になることもあります。

そのほかにも安価なヒドロコルチゾン(コートリル)を用いる方法もありますが、電解質のコントロールがうまくいかないことがほとんどです。


そしてこのフロリネフでも電解質のコントロールがうまくいかないことが1例あって、その時に用いたのがデソキシコルチコステロンピバレート(DOCP)です。
海外にしかないお薬ですが、フロリネフに比べると安価で、なおかつ約1ヶ月に1回の注射で済むという気軽さもあります。DOCPがなぜ日本にないのか・・・とても不思議です。フロリネフが高すぎて治療できない患者さんたちには是非使いたいお薬です。





かわいいペットの急な病気に備えて!!

↓ぽちっとしてくれたらうれしいです



にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村

手術

今日は娘の誕生日!
そして、私の休日が重なるまたとない日となりました

私は考えました。

いつもの給料日に買ってくるケーキ屋以外のものでお祝いをしたいと・・・。

手作りです。

こう見えても??大学時代は一人暮らしで自炊していましたので、料理は多少はしています。

だから手作りババロアも作れるだろうと・・・。


しかし!

見事に失敗しました。

ネットで作り方を調べてみたら、たった5行

1.牛乳を温めます
2.寒天をとかします
3.卵黄をいれます
4.ヨーグルトをいれます
5.型に流して、冷蔵庫で2時間冷やします

超簡単じゃないですか!!

スーパーで材料を買って、作ってみました。

予想外な変なにおいや色になってきて・・・固まったあとに試食してビックリ

まずいまず過ぎて、全然のどを通らない


5行で書かれているから簡単なんてことはないんだなと反省しました。

そういえば同じようなことを経験したことあるぞ・・・。

手術

手術も本で見ると、簡単そうにみえるんです。

1.皮膚を切開します
2.腹膜も切開します
3.血管をしばります
4.摘出します
5.皮膚も縫合します

なんてね・・・。

外科も料理も経験が重要なんですね。

休日に勉強になりました。

そして、娘ちゃんごめんなさい


かわいいペットの急な病気に備えて!!

↓ぽちっとしてくれたらうれしいです


にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村

肩書き

友人が開業をすることになったそうです。

彼はとても優秀だし、冷静だし、とても良い院長になるんじゃないかなぁと思います。

業界紙には、動物病院の院長は変わっている人が多いし、変わっているほど個性的で魅力的なんて記事がありましたが、その下で働くスタッフは大変です

話は変わりまして・・・

私の働いている病院には、男性の動物看護士がいます。

彼はとても優秀で力もあるので、こちらの指示には的確に対応してくれるし、大型犬や暴れる犬でもちゃんとおさえてくれます。

そんな彼が今度、退職します。他の病院に行くわけではなく、この業界を去るのです。

理由はまたまたお金・・・・。

動物看護士として、家族を持てないとうことなのでしょうか。

海外では、男性の動物看護士が大勢活躍しており、社会的地位も認められた存在であるというのを聞いたことがあります。

同じ業界にいるものとして、同じ職場にいるものとして、彼には申し訳ないなぁと感じています。

まずは獣医がしっかりして、社会的に認められないといけないなぁとつくづく思いました。

かわいいペットの急な病気に備えて!!

↓ぽちっとしてくれたらうれしいです


にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ
にほんブログ村

義援金募集
FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして
広告
フリーエリア
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
月別アーカイブ
保険を考える
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。