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夜間病院

夜間に診療をしている病院は、そう多くないと思います。

だから近くに夜間病院がある地域の方はラッキーと言えます。
いざと言うときに、診察が受けれるというのは人間でも動物でも心強いものです。

一般的な動物病院は院長ひとり、勤務医(代診)ひとりという勤務体制がほとんどなので夜間診療を行うのは体力的に無理と言われています。

動物病院は医療機関というよりは、民間サービス業であります。だから赤字を出すことは許されないので、夜間専用の人員を配置することは無理なのです。

それでも、「患者さんのため」とか「新規開業して患者さん獲得のため」とかがんばっている病院はあります。





時間外診療というのは、獣医師にとってストレスのかかることでできればやりたくないというのが本音です。

診察が終わって、さぁあ家路につこうと思ったときに鳴る電話・・・。
自宅でお風呂に入っていて、くつろいでいるときになる電話・・・。
あたたかいラーメンを食べようと、箸をつけた瞬間になる電話・・。

でも、それがいつも尻尾を振ってくれるワンコが苦しんでいる時、そしていつもゴロゴロ言ってくれるニャンコが苦しんでいる時、そしていつも私たちを「先生」と呼んでくださる飼い主さんのためであれば話は違います。

そこには信頼関係があるからです。

動物を通して、尊敬しあえる関係であるならばせっかくのラーメンがのびてしまってもいいんです、と言う気持ちになります。
飼い主さんの本当に心配されている様子が伝わると、時間なんて忘れてできる限りのことをしたいと思ってしまいます。


ただ、私個人として考える時間外診療のルール違反があります。

・何日も前から調子が悪いのを知っていたのに、来院せずに夜間に電話
・気になることがあるので、とりあえず電話(診察時間やホテルの問い合わせなど)
・診察は費用がかかるから、とりあえず電話だけで済ませようとする

こんなことが続くと、多くの病院が夜間の対応をしなくなります

一番困るのは・・・

動物の医療環境が少しでも改善するために、こういう電話が減ってくれるとうれしいなと思います。










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心臓

心臓を超音波で見ることあります。

そこには一生懸命動く心臓を見ることができます。

まさに「生きている!」と感じる瞬間でもあります。


心臓の超音波検査をしない獣医さんがいます。

理由は「心臓なんて、原因がわかっても治療は一緒でしょ」ってことらしいです。

(本当の理由は機械ということで、苦手意識があるみたいです。
そしてレントゲンのように誰が撮影してもある程度モノが写るのと違い、超音波検査は技術がないと何も臓器を描出できないので、「何も出せないなら最初からやらない」という考えもあるんだと思います。)

僧坊弁閉鎖不全症
肥大型心筋症
拡張型心筋症  ・・・・

例えば僧坊弁不全症の治療に関しては同じようになる部分ありますが、でも細かい部分では明らかに違います。病期や、その他の状態も合わせて考えると全く治療は違います。
10頭の僧坊弁不全症の子がいれば、10通りの治療法があると思います。
微妙なサジ加減?でも、まったく本人の症状は違ってきます。

よく心臓による咳が止まらない子が他の病院からくると、その病院ではまず心臓超音波検査を見ていません。超音波検査だけでなくレントゲンさえ撮っていないというダメダメな例もあります。

私も心臓エコーについてえらそうなことが言えるほどの技術はありませんが、心臓を画像で直接見ることで「心臓がどうして欲しいか」ということは伝わってきます。

パンパンに膨らんでいれば、利尿剤で体液量を減らしてほしいのかな?とか
収縮していなければ、収縮する力が落ちてるから収縮を助けるお薬を処方しようかなとか。

これは、心臓を外から見ているだけではわからないことです。

もし愛犬の咳が止まらない時があれば、その病院で十分な検査が行われているかを判断して(飼い主さんにはできるだけ積極的に検査を希望してもらいたい)、十分でないと判断したときは病院を変えるか大学でj循環器専門医による診察を受けると良いと思います。

心臓による咳は循環器専門医などのデキる先生が治療すれば、上手にコントロールできるものです。
「治療は一緒」ではないのです。

肺水腫などであえぎ失神しながら病院に来る子を見るたびに、怒りに近い感情を覚えます。

継続的な酸欠状態がどれほど苦しいのものなのか想像したことはありますか・・・。

それでも本当にベストを尽くしていると言えるのか・・・。


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肩書き

友人が開業をすることになったそうです。

彼はとても優秀だし、冷静だし、とても良い院長になるんじゃないかなぁと思います。

業界紙には、動物病院の院長は変わっている人が多いし、変わっているほど個性的で魅力的なんて記事がありましたが、その下で働くスタッフは大変です

話は変わりまして・・・

私の働いている病院には、男性の動物看護士がいます。

彼はとても優秀で力もあるので、こちらの指示には的確に対応してくれるし、大型犬や暴れる犬でもちゃんとおさえてくれます。

そんな彼が今度、退職します。他の病院に行くわけではなく、この業界を去るのです。

理由はまたまたお金・・・・。

動物看護士として、家族を持てないとうことなのでしょうか。

海外では、男性の動物看護士が大勢活躍しており、社会的地位も認められた存在であるというのを聞いたことがあります。

同じ業界にいるものとして、同じ職場にいるものとして、彼には申し訳ないなぁと感じています。

まずは獣医がしっかりして、社会的に認められないといけないなぁとつくづく思いました。

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北風と太陽

私は獣医であると同時に犬・猫の飼い主でもあります。

反論もあるかもしれないですけど、正直、うちの子たちの病気にすぐに気づく自信はありません。
それは管理不足と言われればそれまでなのですが、わずかな変化をすぐに見抜くのってすごい難しいと思います。
もちろん仕事中は意識を集中していますので、わずかな変化を見逃さない自信はあります。
家で仕事を終えてリラックスをしていて、家事やら自分の時間をすごしているときに周りに目を向けるって大変なことです。

だから私は病気だと気づいて病院に連れてくる飼い主さんはすごいと思っています。

それでも時々、気づくのが遅れてしまう患者さんもいらっしゃいます。
そのときにペットに対してだけでなく我々獣医に対しても申し訳なさそうに連れてくる方がいますが、獣医に対してはそんな気持ちを抱く必要はないと思います。

よく聞く話が飼い主さんの管理不足を責める獣医がいると言う事です。
ひどい言葉を投げかけたり、怒鳴ったり・・・。
確かに獣医は悪質な事例も経験していますので、動物を好きであれば怒りたくなるのも無理はないと思います。
でも怒鳴っても、そこから何も始まらない。怒鳴ることで獣医も気持ちが余計に高ぶるし、飼い主さんも萎縮するか、反論するかだと思います。

獣医が気をつけなきゃいけないのは、
「自分だったら本当に日常生活の中で気づけたのか?」ということ
「怒るのは誰のためか?」ということです。

「北風と太陽」

もし本当に動物が好きなら太陽になるべきです。冷静な太陽に・・・

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設備

以前、獣医について「人柄では病気は治せません」と書きましたが、どれだけの設備があれば良いのか・・。

いろんな考え方があると思います。
でもあえて言わせてもらうなら、設備は必要です。
病院の売り上げに応じた設備を導入するのが、良心的だと思います。

獣医も借金して、病院を開業しているわけですから、次から次へと高価な機械を買うのは無理です。
しかし、病院を信頼して来ていただく飼い主さんのために、診断精度をあげる努力をするのは当たり前だと思います。

飼い主さん 「A病院では○○(病気の名前)って言われました・・・。」
 
獣医     「検査結果はお持ちですか?」

飼い主さん 「検査はしていませんn。そこの病院はレントゲンしかないんです・・・。」

獣医     「・・・・。」

っていう飼い主さんが、転院してくることがめずらしくありません。

確かに診断方法はいろいろあるだろうけど、「勘」で診断していては「専門家」を名乗れない


私たち獣医師は話すことができない動物たちの示す症状からいくつかの疑わしい病気を頭にリストアップしていきます。

そこから、触診、視診、聴診などを経て病気を絞り込み、それでも絞りきれない場合は機械を使った検査に移行します。

では具体的にどんな機械があれば十分なのか個人的意見を述べたいと思います。

最低限必要

血液検査の機械

・血算(赤血球の数や白血球の数をカウントしてくれる機械)
・生化学(血糖値を測定したり、肝臓の酵素や腎臓の機能をチェックできる機械)

画像検査の機械

・レントゲン(大型犬を撮影できる人間用が好ましい)
・超音波(1m四方くらいの大きいやつじゃないとダメ)

あればいいな

血液検査

・CRP(急性炎症の度合いを調べられます)
・ホルモン測定(外部に出すと数日かかるものが、当日に結果がでます)
・血液凝固検査(手術時の出血を術前に調べられます)

画像検査

・CT(高価なので、外部にまかせたほうがいい?)
・内視鏡(体を内部から見れます。特に上部消化管の異常はバリウムより向いています)

その他にも「あったら最高!」なんて設備もありますが、それはまた別の機会に・・。

で、特にこの最低限必要な設備の中で超音波の機械に投資している病院は良心的です。
なぜなら、他の機械は新しくてもでてくる結果は同じです。得するのは病院スタッフでデータ管理がしやすかったりやスピードが早くなるだけで診断は変わらない。
しかし超音波の機械は新しく高価であればあるほど正確な診断に近づけるからです。
同じようにみえる超音波の機械も、かなりの性能差があり、みえる臓器まで違うこともあります。
ただ、超音波はそれを操る人間の能力がもうひとつのポイントになりますので、機械だけあってもダメな場合もありますけど

設備投資を怠り、遊んでばかりの「勘」違い獣医に、さようならを告げましょう。

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