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これからの動物病院

開業という誘惑に、まだ夢みてしまう今日この頃です。
自分で開業すれば、全てを自分で背負わなくてならない一方で全て自分で決められるというメリットもあります。
開業した友人いわく、「働かされている」という感覚がないから「働いてる」という感覚がないそうです。つまり本当に自分が好きなことをしている時間になるんだとか。

これからの日本経済を考えると今のところは縮小する一方と考えています。
だから、犬や猫に回ってくるお金も減ってくると思います。
減ったパイを多くの獣医師で分けなくてならなくなります。

また、最近の飼い主さんを見ていると病院を使い分けているようです。
「フィラリア・ワクチンの病院」と「病気をみてもらう病院」だそうです。
「フィラリア・ワクチンの病院」の決め手は安さと速さで、「病気をみてもらう病院」は診断の正確性・設備が整っているという条件とのことです。

これらのことを踏まえて私が考えるこれからの動物病院の行く末。

「病院の2極化」

一つは薬・ワクチン接種を主体とし、病気に対応できない病院(病気は離れたグループ病院に紹介)。
もう一つは、いろんな病気にのみ対応する病院。

前者の病院は、安価な薬が飼い主さんに喜ばれ巨大グループ化した病院が各地域に網の目のように張り巡らされます。
後者の病院は、各都市に数箇所配置されグループ病院から紹介を受けると専門医などが診察くれます。

この形態は、一見合理的見えますが大きな問題がでてくると思います。

今の病院は高いフィラリア薬やワクチンをうっているように思われますが、その部分の利益で設備投資を行っています。それがなくなると、検査治療機器が購入できる病院が限られてきます。または、設備投資分がそのまま診療費に転嫁され通常の治療に関する費用が確実に上昇せざるを得なくなってくると思います。
今まで近所で気軽に診察ができていたのに、病気の度に紹介された病院へ足を運び今までより高い診療費を払わなくてはならなくなるかもしれません。
高齢化・共働きのご家庭が増える中で大変な負担になると思います。
いろんな制約で治療を諦めざるを得なくなることが増えるでしょう。


と、まぁ
これはまだ経営をしたことのない若造が勝手に想像(妄想?)した未来の動物病院ですから本気にとらないで欲しいのですが、でも全部が嘘にはならないと思います。

ここで飼い主様にご提案。

是非、信頼できるかかりつけ医をしっかり決めてください(信頼できるのであれば病院を使い分けしないでほしい)。
そしてその病院を飼い主様自身が支える「株主」や「組合員」になった気持ちで、そこでフィラリアやワクチンをうってください。
そうすることでその病院は、育ちます。
もし飼い主様の家族(犬や猫たち)が不幸にも病気になってしまったならば、その病院は最新の知識と整った設備のもと全力で治療をすることで日頃支えてくださる方のためにお返しをすると思います。
(そうしたいと常々思っています)

動物病院は人の医療と違ってサービス業です。
診療費は自由です。むしろ一律にすると独占禁止法で罰せられてしまいます。

ネットの普及と経済の沈下により、飼い主さんの中には診療費に敏感になっている方もいらっしゃいます。

現実、動物病院にも価格競争が始まっています。デフレの波が医療にも押し寄せているのをヒヤヒヤしています。
一番苦しむのは医療を受ける機会が減ったり、質の落ちた医療を受ける動物たちだと思います。

反論・異論も多そうです。
しかし今の動物病院のスタイルが全ていいとは思いませんが、町医者がいなくなるのは大変なことです。


これからの動物病院の姿を案じつつ、自分の進むべき方向を模索している日々が続きます

今いえることは、できれば私は患者さんの近くにいる町医者獣医になりたい!





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納得がいかない・・・

医療費に関することは、我々獣医師はなかなか口出ししにくいことです。

ご家庭の事情もあるし、無理に「治療しましょう!」っていうことはまずないです。

しかし、今回ばかりはなんか納得がいきません・・・。


最近ペットショップで購入した血統書つきの犬(たぶん安売りしていないような犬種だから15万円以上はするはず)を連れて来院。

症状から検査を行い、ある先天性疾患であることが判明しました。

でもその病気は、手術で治る可能性が高い病気でした。大学病院での手術になりそうなので費用の詳細はわかりませんが、15~20万円くらいでしょうか・・・。

しかし、その飼い主さん治療費が払えないから安楽死をしてほしいとのこと。


「えっ??」



例えが悪いかもしれないけど、最近迷い込んできた犬ならお金がないっていうのはわかる気がする。
でも・・・


最近、15万円以上だして買ったのに?
治療費が払えない??


その子を能動的に選択しておいて、こんな病気に対応できないって・・・

どんな覚悟で飼うって決めたんだろって悲しくなりました。

その子が、その飼い主さんに選ばれず他の方と巡り合っていたら(ペットショップだったらその可能性は十分にありうるはず)、その子の運命も違っていたんだろうなって思う。


なんか納得がいかない、やるせない出来事でした。

夫婦

動物病院に来院される方のほとんどが女性といっても過言ではありません。

その中でもご家庭を持たれた女性が多いと感じます。

診察をしていて、病気が見つかった場合にこれからの検査や治療方法についてご説明します。

そして、私は「ご家族で相談してきてください」と言います。

改めて病院にお父さんといらっしゃった時に大きく分けて3つの反応があります。

ケース1
ご夫婦で意見が一致し、治療・検査がスムーズに進行する場合

ケース2
奥様「費用はこれ以上かけられないわ!歳なんだからしょうがないわね。」と現実的。
お父さん「かわいそうだな・・・先生なんとかならないですか?費用は・・・ねぇ・・・お母さん」と奥様を伺うように見つめるパターン

ケース3
奥様「わが子のようにかわいがってるんです。この子が楽になるにはどうしたらいいですか??迷ってます。」
お父さん「えー!?もういいよ。早く決めろよ!」
というパターン

私も家庭を持っておりますので、人事ではないですが・・・・
ご夫婦の関係が垣間見えるようで、(これが病気の話でなければ)もう少し見ていたいという感じです。
しかし病気は早期発見、早期治療が基本ですから、ご家族の同意が得られず治療が中途半端になるのが一番恐れていることです。

みなさんのご家庭はいかがですか??


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平成教育委員会

久しぶりに平成教育委員会をみました

そしたらなぜか田母神さんがでていてました。案の定、かなり浮いていました。

憲法9条の問題で、明らかに国民の考えと異なることをテレビで公言していることにすごい違和感がありました。

退官したといえ、元航空幕僚長。自衛隊の中で大臣の次に偉い人がこんな考えだったと思うと背筋が凍ります

やはり、そういう環境にどっぷり浸かっているとだんだん世間と乖離してくるもんなんでしょうね。

どんな仕事でも、多かれ少なかれそういった一般常識とのズレってありますから。

でもそれが行き過ぎると、問題になる。

獣医にも田母神さんみたいな人いるし、自分もそうならないように気をつけないとです。

ペットとお金

先日の読売新聞の記事によると犬の飼育には300万円近くのお金がかかるとのことでした。
食事、医療費、洋服などを含めたすべての金額だそうです。
これだけの余裕がないと犬は飼えないとは思わないけど、でもお金がないと飼えないのも事実。
とくにペット医療費はこの不況の中でも上昇しているそうです。

数年前までは、原因がわからなかった病気、治療ができなかった病気が今では一般的に診断・治療されるようになってきたり、以前は病気がみつかった時点で「寿命」と考えていた飼い主さんが、治せるならばできる限り治療をする!という意思をもたれるようになってきたのでしょう。





命の現場においてお金の話をするなんて・・・。
という考え方は今は、ありえないです。

今はどこの動物病院でもインフォームドコンセントと言って治療は「説明に基づいた同意」のもと行われているはずです。
そこでは、
「今の症状では○○という病気や■■という病気が疑われるため、△△という検査が必要です。
 そしてその検査には□□円かかりますが、いかがされますか?」
などと必ずお金の話もでるのが普通です。

医療費も人間のような皆保険制度がないのですべて自己負担ですから、時には高額にもなります。
ひとたび入院すれば10~20万円・・・なんてこともあります。
そのときにお金のために治療を断念してしまうと、後々の後悔につながるかもしれません。

もちろん病気にならないに越したことはありませんが、備えは必要だと考えます。

余計なお世話ですが・・・

個人的には

1.毎月積み立てる
2.保険に加入する

ことをオススメしたいです。
ペット貯金は実際に飼い主さんのお話を聞いて「なるほど!」と思ったやり方です。

1の場合、

生後2ヶ月から飼育した場合に毎月 犬なら3500円 猫なら2500円程度貯金を開始します。
避妊や去勢手術をするころには♀ならば手術費の半分以上は貯まっている計算になりますし、♂ならばほとんどが貯蓄内で手術できるでしょう。
その後は6.7歳までは病気も少ないので、貯蓄は増えていくと予想されます。その後、不運にも病気になった場合、1回の手術費用分は十分貯まっているはずです。
もちろん慢性疾患になった場合は、保険に比べれば、負担は大きくなると思いますが、掛け捨てが嫌って方には、いいと思います。
晩年まで病気をしなかった場合には、その貯まったお金をお葬式や記念の品にあてるなどできると思います。


2の場合

保険と言っても、実はほとんどが「共済」形式だと以前に聞いたことがあります。
その保険ですが、人間と同じでやはり「掛け金」と「給付金支払いの簡便さ」が重要です。
安い保険でも病気のときに支払わなければ意味がないわけで・・・。
あと意外に盲点なのが、保険に未対応の病院において、給付金請求書類記入で「証書記入料」を請求されることがあることです。
その記入料は、保険対象外なので、低額の給付金の場合はマイナスになることもありえるのです。
ですから、保険加入前に、かかりつけ病院のシステムをよく聞いておくことをおすすめします。

ちなみに保険料は、犬種、サイズ、年齢などによるようです。
ある保険会社でうちの犬でシュミレーションしてみたところ3500円と4000円弱でした。
支払い条件にもよりますが、小型犬の「慢性心疾患」などは検査・投薬に大変な費用がかかることが予想されるので、保険が有利ということもあります。



日本人はお金と聞くと、卑しいなどと精神の部分でマイナスのイメージを抱くと言います。
マネーゲームは、まさに卑しいものに過ぎませんが、愛するものに対してのお金はそうでしょうか?


「お金に愛情をこめることができます」

CMで谷川俊太郎さんの詩にありましたが、その通りだと思います。



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